これまでなぜムーミンを読んでこなかったのか

私は高校生の時に1時間かけて埼玉から都内に電車で通学していました。

当時は今みたいに電子書籍というものを当たり前に使う時代でなかったのと、単身で出てきていて、お金がなかったため、楽しみは図書館で本を借りて読むことでした。

それで、とにかく時間がなくて、朝は合唱の朝練があるし、午後も合唱練習があるし、私はソロの練習もしないとだし、ピアノもやらなきゃいけないし、テスト期間は座学も頭にいれないとだし、バレエとジャズダンスも習っていたしで、のんびりしてられなかったんです。

なので、電車で図書館で借りた、ファンタジー小説を読むことにどハマりしていました。

しかも、ハードカバーを持ち歩いて読んでいました。

それで当時はファンタジー小説を色々と読んできたのですが、ムーミンはなぜか読んでいなくて、今になって電子書籍を買って読んでいます。

表現が簡潔なのに情景が浮かびやすくて、たまになんだそれってこともあるのですが、それでもムーミンワールドがのほほんとしつつ、ゆるく、何かハプニングがあって、気になって読んじゃいます。

それこそ今も時間がなくて、体力もないので、電車での移動時間や、ドライヤーで髪乾かしている時とか、目を動かして読んでいます。あとは時間を作ってのんびり数十分でも読めればだいぶ話が進むので癒されます。

ということで、ムーミンは履修中で語ることはできないのですが、ファンタジー小説にハマっていた私が読んでいた本を10年ぶりに思い出して、おすすめポイントをお伝えしてみようと思います。

はてしない物語

「はてしない物語」は赤のハードカバーで読みました。

私のファンタジー小説への導入が「はてしない物語」だったので、その後の読む勢いが凄まじかったです。

これはファンタジー小説をなぜか好きになれなかったような捻くれ者の私みたいな人が読むと、心で感動の涙がブワッと出てくるような本です。

私はたぶん、「はてしない物語」を読んでいなかったら、ファンタジー小説を読もうとは思わなかったですね。

図書館での運命の出会いだったと思います。

読む目も手も止まりませんでした。

ゲド戦記シリーズ

「ゲド戦記」はジブリで知ったという方もいらっしゃると思います。

私もその1人です。

まあでもジブリはジブリ。原作は原作として読むのが良いのではないかと思います。

当時の私が感じていた「ゲド戦記」の良さは、ハラハラするところです。

音の静けさや明るさなどが自然に文章から伝わってきて、本の中に入って一緒に体験している感じになれるんです。

私はそういうところが好きでしたね。10年経って、その感覚を覚えています。

全巻、読破したはずです。面白かった。

精霊の守り人、獣の奏者

「精霊の守り人」は私の友人がかなり好きで読まないといけないと力説していたので読みました。

これは大学生の頃に読んだ気がします。

「精霊の守り人」は、生き物の描写や心理描写、また自然が目に見えるような文章が素晴らしくて、感動しすぎて、気づいたら別シリーズの「獣の奏者」の最終巻を読んでいたほどでした。

どゆこと?って感じですよね。私もそう思います。

漫画みたいに読むことができる本です。文章力が素晴らしすぎます。

私みたいな能力の人であっても想像力をフルに働かせて読むことができる面白い作品でした。

ハウルの動く城シリーズ

また来たジブリと思われるかもしれませんが、私はジブリが大好きです。

中でも「ハウルの動く城」は1番好きです。最高すぎます。

これも原作は原作と考えていただいて読むと、たまらないです。

私はハウルがジブリのハウルで想像されるので、見た目はイケメン、声はキムタク、出てくるたびに胸キュンしてました。

高校生なんてそんなもんです。

有名な1作目よりも2作目以降の印象が強くて、ニヤニヤしながら読んでた記憶があります。

誰でも軽く読める感じだったんじゃないかしら。

ハウルの動く城ってダークなイメージだったのですが、原作の方はポップな感じでした。(私にとっては)

ライラの冒険シリーズ

これは長かった。ハードカバーだったから重かった。内容も重かった。想像も難しいところがあった。

でも面白かったから全部読んでしまいました。

想像が難しいというのは、本当に色々なみたことないものが出てくるからです。

なんじゃそりゃ?と思いながら読み進めてわかることもあれば、わからないままいくこともあり、ファンタジー小説上級者向けっていう感じでした。

どっちかというとダークな感じです。

死んじゃったりとかするので、うーん。

いうて、他の作品もダークなところがあるんですけれども、ファンタジー要素が強くて、世間からかなり離れていて、夢の世界っていう感じがするのに生々しい印象がありました。

悪口みたいで申し訳ないのですが、結局私は全部読んでいるので、面白かったことには変わりないです。

狂ったように読み続けていたので中毒性があると思います。

西の魔女が死んだ

「西の魔女が死んだ」を読んだきっかけは有名だからです。

本屋さんで買って、いざ読んでみたところ、読む手が止まらず全部読んでしまって、最後は泣いていました。

そういう思い出があります。

内容は覚えていないので、また読んだら泣くことができると思います。

最後に

有名どころの「指輪物語」、「ナルニア国物語」、「ハリーポッター」、「ブレイブストーリー」なども、チラリと読んだことはあるのですが映画が素晴らしすぎてそちらを見てしまう現象が起き、なかなか読み進める事ができませんでした。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は原作は読んでいないのですが、映画館で号泣するほど良い作品でした。原作も素晴らしいであろうと思います。

今回、ブログを書いていて、良かったのは覚えているけれど、内容をあまり覚えていなかったので、また読んでみたいと感じました。

当時はわからなかったことが今になったらわかるのかなと思います。

でも、「はてしない物語」は赤いハードカバーで読みたいですね。

あれはパワーがある本だと思います。

他は電子書籍でも読めるのかなと。

私は最近は実用書ばかり読んでいて、ファンタジーは映像でみることが多かったので、たまには小説を読んでみようかなと思い立ち、今はムーミンを読んでいます。

ムーミンを全巻読んだら、ムーミンバレーパークに行ってみようかなと思っています。

その方が楽しめると思うので。

皆さんも素敵な読書ライフをお楽しみくださいね。

ではまた!

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