私は現在、保育園で2歳児の担任をしています。
専門の学校で実習を受けたわけでもなく保育士として働くことになりました。資格さえあれば雇ってもらえます。業務ができるかどうかはやってみてからの勝負なので割愛します。
私は保育士試験を2度受けています。1度目の受験で「子どもの保健」のみ55点で落としてしまったのです。なんと悔しかったことか。
ですが2度目の試験は「子どもの保健」のみに全力を出せたため、無事に通過し、二次試験もなんとか合格できました。
その時の私の勉強方法を1例として書きたいと思います。
やったこと
- 参考書をサラッと読む
- 参考書で気になったことを調べながら読み進める
- 練習問題を解きまくり、間違える問題がなくなるまで何周でもする
- お風呂でも保育士試験の動画を見たり、通勤中は電子書籍で参考書を読んだりと、暇さえあれば脳に刷り込む
- 実技試験(弾き歌いとお話を選択)は参考書を基本として練習して、人に見せられる完成度にする
書いてみたらこれだけのことなのに、数ヶ月かかってしまいました。
参考書はその年度に発売される最新のものを使うようにしていました。
読みやすそうな参考書から始まり、電子書籍で違う参考書を手にいれ、試験前はまた別の参考書を読みました。もはや読み物というレベルでずっと読んでいました。活字が割と得意で読むのが速めなのもあるのかなと思います。目玉を動かしまくりました。
練習問題集は1冊全問正解するまでやり込み、2冊目に行きました。
実技試験の弾き歌いは課題が出た時点で譜読みを始めて、だいたい弾けるようになったら弾き歌いで狂ったように練習してました。オペラ専攻で修士課程を卒業しているのであまり参考にならないかもしれませんが、ありとあらゆる練習をして試験に臨みました。ピアノのミスタッチはしっかりと歌い、顔に出さないで突き進むことでカバーできたかと思います。ミスしても顔に出さないのが得意ですが試験前はソロの本番の10倍は緊張して手が震えました。
実技試験のお話は家の鏡を見ながらタイムをはかりながら練習しました。弾き語りに比べたら自分の中では気持ちが軽かったです。本番も椅子に貼られた子どもの顔を意識しながらできたので試験官に見られているという感覚があまりなかったです。
モチベーション
- 子どもが可愛すぎる
- 毎日同じことの繰り返しする仕事やめたい
- 新しいことに挑戦したい
- 売り上げを気にして仕事するのが嫌
- 経済的に安定したい
試験を乗り越えるにあたって、私のような人間にはモチベーションが全てでした。
なかでも、子どもが可愛すぎるというモチベーションは働いている今でも勤務するたびに感じていることになります。他人の子がなんでこんなに愛おしく可愛らしく尊い存在なのかと謎です。
担任業務はおおまかには同じスケジュールの繰り返しではありますが、私の場合、今日も昨日と同じような1日だったと思うことがありません。毎日が濃いです。
私は担任1年目なので年収が約330万円です。本来の一人暮らしだとよっぽど厳しい生活になるところ、自治体の家賃補助により家賃は補助からはみ出た分だけ払えばいいのです。この制度により、非常に経済的に安定してきました。年数が決まっていますがしばらくはこの制度のもと生きていこうかと思っています。
独学している方々へ
私の働いている保育園には試験から保育士資格をとった方が2人います。2人とも家庭があるためパートでの勤務です。私は保育園の1年目は無資格のパートから勤務を始めました。私の働く園では、試験で資格をとって担任をもっている人は私以外にいません。もちろん先輩は私よりも年下の方が当たり前にいます。保育園業界の暗黙のルールも最初は全くわかりません。
1年目の私はずっと掃除やら雑用やらで保育に関われる時間が少なくて、ものすごく悔しい思いをしていました。だから2年目で常勤になれて担任も任せてもらえて本当に嬉しかったです。初めての担任業務はあまりに大変でした。でもそれを乗り越えた???ので、今は心がだいぶラクです。
うちのクラスの子が世界で1番可愛いと話される方がいますがまさにそれでした。手がかかる子だとしても大好きで可愛くて仕方ないです。
私から言えることは保育士は大変な職業だけれども、子どもと過ごす時間はかけがえのないものになります。やってみたいのなら、ぜひ挑戦してみて欲しいです。
保育士資格をとれて、実際に働いてから、私は人生の価値観が大きく変わりました。保育士資格をとるだけでなく、実際に働いてみて欲しいです。
ファイト!
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